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新型出生前診断と胎児ドックの違いとは?それぞれの特徴を理解しよう!

公開日:2022/05/15  最終更新日:2022/06/07

妊婦

妊婦さんのなかには出生前診断をとおしてお腹の赤ちゃんの健康状態を把握しておきたい人もいるでしょう。診断にはいろいろな種類があり、どれを選べばよいか悩みますよね。この記事では出生前診断のなかでも有名な新型出生前診断と胎児ドックについて紹介していきます。それぞれの特徴を比較しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

新型出生前診断とは?

母体から採血を行い、血液中に含まれる成分を調べて赤ちゃんにダウン症、18トリソミー、13トリソミーの可能性があるかどうか検査します。一部の病院では全染色体・性染色体の状態や、微小欠失症候群の可能性も調べられます。

採血のみで行え、結果の正確性が高いことから人気の検査方法ですが、実施している病院が少なく、病院によっては条件を満たしていないと検査してもらえないところもあります。

条件が定められているかどうかは、その病院が日本医師会から認可を受けているかどうかで異なってきます。認可を受けた認可施設は、倫理的な観点により妊婦さんが35歳以上であることや、過去に染色体異常をもつ子を産んだなどの条件に当てはまらないと検査ができません。

また調べられるのはダウン症、18トリソミー、13トリソミーの3つのみです。認可を受けていない未認可施設だと、検査を受けるのに条件は定められていないため、年齢や過去の妊娠・出産歴にかかわらず誰でも検査が可能です。

調べられる疾患にも制限を設けていないため、幅広い疾患の可能性について知ることができます。新型出生前診断で制限なしに検査できることについては国内で議論されていますが、近年の高齢出産の増加の影響もあり、お腹の赤ちゃんが生まれてくる前に疾患について知っておきたいという需要は高まっています。

胎児ドックとは?

お腹の赤ちゃんに異常がないか調べる出生前診断のひとつです。明確に定義された用語ではなく、どんな検査を胎児ドックと呼ぶかは病院によって異なります。

胎児超音波検査を胎児ドックと呼ぶ場合や、コンバインド検査またはオスカー検査を呼ぶ場合、もしくは出生前診断ではなく単なる超音波検査を胎児ドックと呼ぶ場合もあるようです。

なかでも胎児超音波検査とコンバインド検査を指している場合が多いため、それぞれどんな検査なのか詳しくみていきましょう。

胎児超音波検査

お腹に超音波を当てることで赤ちゃんの構造や外見に異常がないかを確認する検査です。大きな奇形が判明することや、心臓の異常所見が認められる場合があります。

検査のときに専用のジェルを塗る必要があるため冷たさを感じますが、体内から検体を採取するようなことがないため母子ともに負担が少なく検査できます。超音波により画像化されるため、妊婦さんも視覚的に赤ちゃんの状態を確認することができます。

妊婦健診でも超音波検査を行いますが、違いとしては専門医がじっくりと時間をかけて確認する点です。妊婦健診より精密な検査となるため、病院によっては扱っていないところもあります。

コンバインド検査(オスカー検査)

血液検査と超音波検査を組み合わせて行う検査です。血液検査を行うため、構造や外見的な異常のほかに染色体の状態についても調べられます。このときの血液検査は血清マーカー検査ですが、よく知られる母体血清マーカー検査とは検査項目が異なります。

新型出生前診断と胎児ドックの違い

どちらも手軽に受けられる検査方法ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

精度の高さ

胎児ドックは超音波検査の感度が70〜80%、コンバインド検査の感度は80〜95%です。一方で新型出生前診断では、ダウン症と18トリソミーに対する感度は99%、13トリソミーに対する感度は91%と非常に高い精度をもつことが分かります。

新型出生前診断の陰性的中率は99.9%といわれており、陰性の結果が出た場合は3つの疾患の可能性はほぼないと言えるのです。

疾患の確認方法

血液中の成分を分析することで染色体異常を見つける新型出生前診断に対し、胎児ドックの超音波検査では赤ちゃんの体の構造に異常がないかを見た目によって判断します。

奇形が確認された場合、特徴の組み合わせから染色体異常の可能性を洗い出していきます。ただしコンバインド検査では血液検査を行うため、成分から染色体異常を見つけることも可能です。

条件の有無

新型出生前診断を受ける場合、認可施設での検査には条件があるため確認する必要がありますが、胎児ドックは制限が特に定められていないためどんな妊婦さんでも検査が可能です。実施している病院も多いため探しやすいでしょう。

検査できる時期

胎児ドックは妊娠11〜13週に検査でき、なかでも超音波検査は妊娠18〜20週ごろが推奨されています。新型出生前診断はもっと早く、妊娠10週ごろから検査が可能です。

費用

出生前診断には保険は適用されません。胎児ドックの超音波検査なら3万円ほどの費用負担ですが、新型出生前診断は10〜20万円ほどかかってきます。

結果の出方

新型出生前診断は陰性・陽性・判定保留のいずれかが結果として出るのに対し、胎児超音波検査やコンバインド検査などの胎児ドックでは確率が算出されて結果として出ます。100分の1などといった表現で、染色体異常である確率を算出します。

 

新型出生前診断と胎児ドックはどちらも安全に受けられる検査です。それぞれの特徴にメリット・デメリットがあるので、検査時期や費用感など自身の置かれた状況と照らし合わせ、より適切な検査方法が選べるとよいでしょう。

 

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