【2022年最新版】福岡の方におすすめしたい新型出生前診断(NIPT)クリニックを厳選ランキングで紹介します

新型出生前診断の対象となる人

公開日:2020/09/01  最終更新日:2020/12/08

福岡には新型出生前診断(NIPT)を実施している医療機関が多数あり、検査を受ける方は年々増加しているといわれています。しかし、NIPTは妊娠中であれば誰でも受けられるというわけではなく、一定の条件を満たす必要があります。そのため、福岡でNIPTを希望するのであれば、あらかじめ検査を受けられる条件について押さえておくことが重要です。

新型出生前診断(NIPT)の年齢制限について

新型出生前診断(NIPT)は、採血するだけで胎児に染色体異常があるかどうかを調べることができますが、この検査は原則として出産時の年齢が35歳以上の方のみが対象となっています。ただし、検査の仕組みや安全性などに問題があって年齢制限が設けられているわけではありません。

NIPTでは、染色体疾患の中でもとくに発生確率が高いダウン症候群・エドワーズ症候群・パトー症候群の有無を調べることが可能ですが、これらの疾患の発生確率は出産時の年齢が上昇するほど高くなっていきます。とくに、出産時に35歳以上になると発生確率が急激に上昇することが知られており、これがNIPTに35歳以上という年齢制限が設けられている理由のひとつといわれています。

また、NIPTの陽性的中率(検査結果が陽性となった方の胎児が本当に染色体異常を抱えている確率)は年齢が上昇するほど高くなります。ダウン症候群の場合、30歳での陽性的中率は約61.3%となっていますが、35歳では約80.0%、40歳では約93.7%といったように年齢が上昇するほど陽性的中率が高まっていきます。

NIPTは非確定検査であるため、陽性となった場合は羊水検査を受けることが推奨されていますが、羊水検査は流産などのリスクがあるので気軽に行えるものではありません。NIPTに年齢制限が設けられているのは、35歳未満でNIPTを受けると偽陽性になる可能性が高く、偽陽性にもかかわらず羊水検査を受けなければいけない状況を防ぐためともいわれています。ただし、NIPTの陰性的中率はどの年齢でも99.9%となっているので偽陰性の可能性はほぼありません。

新型出生前診断(NIPT)の年齢以外の条件について

上記の通り、新型出生前診断(NIPT)は原則として出産時に35歳以上となる方を対象とした検査となっています。ただし、医療機関によっては年齢以外にも条件を設けている場合があり、35歳未満でもNIPTを受けられるケースもあります。

そもそもNIPTを受けられる医療機関には、認可施設と無認可施設という2種類の施設が存在します。認可施設とは、日本産科婦人科学会にNIPTを実施することを認められた施設で、認可施設として認められるにはさまざまな条件をクリアしなければいけません。たとえば、産婦人科医や小児科医が常駐していることや、遺伝外来を設けていること、確定検査である絨毛検査や羊水検査を実施できる体制が整っているといった条件を満たす必要があります。そのため、認可施設の数は非常に少なく全国に100施設ほどしかありません。

また、認可施設では年齢以外の条件も設けています。年齢以外の条件としては、「母体血清マーカー検査や超音波検査で染色体異常がある可能性を指摘された方」「過去に染色体異常を持った子どもを妊娠または出産した経験がある方」「両親のいずれかが均衡型ロバートソン転座で胎児がダウン症候群またはパトー症候群になる可能性がある方」という3つが挙げられます。これらの条件を1つでも満たせば、たとえ出産時の年齢が35歳未満であっても認可施設でNIPTを受けることが可能です。

無認可施設の検査条件と注意点について

日本産科婦人科学会に認められた認可施設で新型出生前診断(NIPT)を受けるには一定の条件を満たす必要がありますが、無認可施設の場合は検査条件を一切設けていないケースも多いです。一部の無認可施設では35歳以上という条件を設けているケースもありますが、ほとんどの無認可施設では妊娠10週目以降であれば誰でもNIPTを受けることが可能です。

また、認可施設でNIPTを受けた場合、調べられる疾患はダウン症候群・エドワーズ症候群・パトー症候群の3種類のみですが、無認可施設の場合はそれ以外の疾患についても検査対象としているケースが多いという特徴もあります。

しかし、無認可施設でのNIPTを希望する場合は、どこで検査を受けるのかを慎重に判断する必要があります。福岡にはNIPTが受けられる無認可施設が多数ありますが、その中にはカウンセリングや確定検査を実施していない施設も少なくありません。無認可施設だからといって、安全性や検査精度に問題があるわけではありませんが、仮に検査結果が陽性だった場合は、確定検査が受けられる別の医療機関を探す必要があります。

また、カウンセリングが受けられないため、検査を受けたことでかえって不安が大きくなってしまうケースもあります。そのため、無認可施設でNIPTを受ける場合は、カウンセリングなどのアフターフォローが充実していることや、確定検査を実施できる体制が整っている医療機関を選ぶことが大切です。

 

新型出生前診断(NIPT)は、原則として出産時の年齢が35歳以上の方を対象とした検査です。しかし、認可施設では年齢以外にも検査条件を設けており、1つでも条件を満たせば35歳未満の方でもNIPTを受けられます。また、福岡には一切の検査条件を設けていない無認可施設も多数あります。ただし、無認可施設でNIPTを受ける際は、カウンセリングや確定検査も実施している医療機関を選ぶことが大切です。

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